一人暮らしのお年寄りが増えています

この頃、ご高齢の方と接することが多い。先日、ワンちゃんの予防接種で
動物病院の前で待っていたら、70代後半のおばあさんが話しかけてきた。
「病院の中で待たないの?」
「うちのワンちゃんは中耳炎の治療で痛かった経験があるので待合室では
落ち着かないから」
と私が言うと
「そうなのよ。動物は人間と同じなのよ」と、あとは一気にしゃべりだした。

夫が2年前に他界して今は一人暮らしであること。ケガをした小鳥を看病したら
元気になったこと。鳥と会話ができること・・・。
40分ほどしゃべりまくり、その間私は「そうですか」と2,3度言っただけ。
それでスッキリしたのか、「私、買い物があるのよ」と言ってさっさと行ってしまった。

犬の散歩仲間の間で有名なおじいさんもいる。散歩している小型犬を見つけると
近づいてきて、「いい子だ。いい子だネェ!」と言いながらワンちゃんの頭や
背中をいつまでも撫でるのだ。夕方になると公園近くにきて出会うワンちゃん
全部を撫でているらしい。犬が大好きなのだが、一人暮らしで高齢でもあり
飼うのを諦めているらしいのだ。

この間は駅のホームで不思議なおじいさんに出会った。おじいさんが一人で腰かけている
ベンチの端に私は重いカバンを置いた。するとそのおじいさんが話しかけてきた。
「ようこそいらっしゃいました」
薄い白髪にキチンと分け目もいれてワイシャツもパリッとしている。80代後半だろうか。
認知症の人かもしれないと戸惑っていると、
「何処から来ましたか」
「・・・」
「生まれはどこですか」
成年後見人の仕事の参考になるかもしれないと考えて
「○○です」と答えた。するとおじいさんは
「私の生まれは長野の上田です。景色の良いところです。テレビで『真田丸』
見ていますか。私の先祖は真田幸村の7人の影武者の一人です。
世が世ならこんなベンチに座っていません」
このフレーズどこかで聞いたことがあるような・・・。
そこへ電車がきて私は乗り込んだ。動き出した電車からベンチを見ると、
おじいさんは乗らずにゆったり座っていた。どこへも行くところがないのか、
それとも次の話し相手が来るのを待っているのか・・・。

超高齢社会の今。一人暮らしのお年寄りが増えている。私もそう遠くないうちに
仲間入りする。他人事ではない。

『どうしたもんじゃろぅのぉー!』

家族

一人暮らしのお年寄りが増えています」への1件のフィードバック

  1. 樋口先生、こんにちは。
    昨日はありがとうございました。早速、書き込みをしに伺いました。
    私もバスを待っているときに良くご高齢の方に話しかけられるのですが、
    その方がどういった環境でお過ごしなのかなと考えると、お話している間にも悩んでしまったりします・・・^^;
    でも、樋口先生はまだまだお若いですよ!

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