知っ得情報! その1ー認知症

高齢者の約三割が認知症になっているという。
今回はお知り合いの方から聞いた話。

Aさんのお母さんはお医者さんから認知症と判断されたが、成年後見人をまだ
選任していない。お母さんは近くのお店で高額な洋服をたくさん買ってくると
いう。買ったものを着るわけでもなく、包装されたままの洋服がいくつもある。
Aさんはもったいないと思い、そのお店に包装したままの洋服を持って行き、
返品したいと申し出たそうだ。

「何か月も前の物は返品を受けることができない」との返答。Aさんは続けて
「今度、母が来ても服を売らないでください」と頼んだ。
「お客様が売って欲しいとご希望されているのにお断りはできません」
この場合、お店の人に「売るな」という強制力はないそうだ。

ここで、知っ得情報!
「お店の人に母が認知症であることをしっかり伝えておくこと」
そうすれば、お店の人は認知症であることを知りながら売ったことになるから、
Aさんは売買契約を取り消して代金の返金請求できる。また、認知症であることを
知ってお店の人が過量販売(テレビ5台や掃除機10台など日常生活の適量超えて
売りつけること)したら消費者契約法の改正で取り消しできるようになるそうだ。

Aさんはお母さんの立ち寄りそうなところに認知症であることを伝えておけば、高額
商品が買ったままにならずに返品できるし、お母さんが道に迷ったときでも知らせて
もらえる。これから認知症の方には地域の人が情報共有してみんなで見守っていく
ことが大事になると思う。

買い物

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です