「自分らしく」

夫の死亡後、妻は夫の両親や兄弟姉妹と戸籍上も縁を切ることができる。
これは役所に届け出るだけでよい。「姻族関係終了の意思表示」という。

現在、この届出が増加している。妻は亡き夫の両親の介護をする義務が
法的になくなるのを望んでいる人が多い。介護に対する考え方がが大きく
違うことが要因と聞く。

共働きで妻も仕事があり、生活に困らないことも一因である。
亡き夫の相続財産は法定相続通り相続できるので届出をためらう
こともない。

また墓も先祖代々の墓に入るよりは散骨を望む人も増えている。
自分の気持ちを正直に見つめた結果なのだろう。

慣習にとらわれず、周りに合わせることなく自分らしく生きる
意思表示でもある。自分らしく生きようとすると孤立しがち。
それだけに家族の絆を大切に思う人も増えている。
「自分らしく」とは何なのか。素直に自分の気持ちに問うてみたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です