宅配ボックス

「荷物預かっておきましたよ」とお隣さんが荷物を持って来てくれたのは何年前だろう。
「お裾分けです」と言って段ボール箱に入っていた季節の果物や特産品を持って
お隣さんに行くのは今では懐かしい思い出だ。

宅配便を送るのに「集荷をお願いします」と電話で言うと、自宅まで取りに来てくれる
ようになったときは、サービスの良さにに驚いたものだ。
しかし、その頃から事情が変わり始めた。

共働きで留守宅が増えて再配達が多くなり、また通信販売の量が大幅に増加したことで
深刻な人手不足がニュースになっている。今、宅配ボックスが多く設置され始め、
戸建て用の宅配ボックスも販売予定と聞く。

当事務所があるマンションも宅配ボックスが設置されている。
相続セミナー開催や江東支部の無料相談会等で留守の時はお世話になっている。
郵便受けに〇番の宅配ボックスに入れたと記載のある不在票が入っているし、
事務所の中のインターホンにも宅配ボックスに保管されている旨の表示が出るので、
取り忘れることはない。

宅配ボックスの扉は「〇番の扉が開きます。気をつけて」と音声が流れると、
勢いよく開くので注意をしなければならない。

20~30枚の書類を送る時は、書留封筒よりもゆうパックや○○コンパクトを利用する
ようになった。書留より割安で、追跡ができるので安心でもある。

現在、登記申請は電子申請になり、パソコンから申請するが、印鑑証明書や戸籍謄本は
原本が必要なのでPDF で送ることができず、後日宅配便で送る。登記が完了したら登記所
から戸籍謄本等が宅配便で返送される。

相続登記に宅配便を利用していることを司法書士の先生から聞いたときは、
全国で宅配便利用件数は相当数にのぼると思った。仕業の業務も深く関わっている。
建設業許可や更新もいずれ電子申請になれば、添付書面は宅配便を利用するように
なるのだろうか。

 

 

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