「お菓子🍰 ボクの分は?」

お中元の時期になると思い出すエピソードがある。司法書士事務所に働いて
いた時のことである。登記の電子申請のことを前回のブログでも触れたが、
電子申請になる前は登記所に午後3時までに
申請書と添付書類を持っていかなければならなかった。

毎日、午後2時までに依頼された件数全部の申請書と添付書類一式を
まとめるのに時間との戦いだ。新宿の登記所分は走って10分なので
後回しになる。全て間に合わせて終わるとホットした空気が流れる。
ゆっくりできる3時のお茶の時間は楽しみだった。

土地家屋調査士や不動産鑑定士もいる大きな事務所で頂き物の菓子折りが
大抵2、3個あるのに、その日はあいにく1個だった。
「所長はいつも『遠慮せず食べて』と言っいるから食べよう!」という
ことになりみんなで食べてしまった。

夕方、所長が戻り、経理の人に「お菓子 ボクの分は?」と聞いている。
一瞬、事務所内の空気が張りつめた。お互い大人の対応で事なきをえたが、
みんなの凍りついた顔を思い出す。

先週は仕事で日曜も出ていたので、曜日の感覚がずれてゴミの日でもないのに
出そうと用意し始めてたことがある。休まないと体内時計が調節できない。
緊張の後のお茶とおしゃべりって、体と心にとても大切な時間なんだと
再発見した。休むことを勇気をもって優先しよう。

「お菓子🍰 ボクの分は?」」への2件のフィードバック

    • コメントありがとうございます。
      お休みタイムでは暑い時はスイカ、寒い時はお煎餅
      あっ、催促ではありません!

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