自分はいつまでも元気と思っている人は多い。
老後も元気だと楽観している。
ところが、遺言の依頼を受けた件は本人がすでに
脳梗塞で話ができなかった。
本人は40年近く家族ぐるみでお世話になった人(Aさん)に自分の家を
Aさん名義にしてずっと家を守ってほしいと願っていた。
相続人でないAさんは家を相続できない。
遺言は堅苦しくて先送りしがちだが、今回のようなケースでは
「もっと早くに遺言しておけば」つい思ってしまう。
と同時に、Aさんにとってもどうやって家を守っていくか又
音信不通の相続人や親戚との関係も大変で、苦労が重なることになる。
身体は自分で過信し易い。定期健康診断を毎年受けていても
肺がんが見つかったときはステージ4ということはよくある。
遺言を考えている人は一歩踏み出してほしい。