Aさんはどうしてもマンションをあげる人に知られると照れて
上手く付き合いができなくなると、遺言は秘密にした。
その反対にBさんは自分の財産を託すから、もらう人にちゃんと
話してその人の承諾をもらっておきたいという。
遺言者ともらう人の間柄や遺言者の想いは様々だ。
ただ、高齢になったときの介護を前提としない遺言もある。
AさんもBさんも自分の介護を目的としていない。
今までは自分の子供や孫に老後の世話をお願いするために
遺言をする意味合いも含まれていることが多かった。
しかし、子供がいても老人ホームに入り、子供に介護を頼まない人も
出てきている。
そのため有料老人ホームに入居する費用を先に考える人もいる。
これから終活に老人ホームが占める割合が増えそうだ。
真夏の太陽を受けて咲く