津波から着物を守ったのは!

今日の午後、偶然「黙祷」というアナウンスが聞こえる場所
にいて黙祷しながらもう8年たったことに驚いた。

「津波もがんも笑いで越えて」の村崎茜さんのモデルの鈴木ツマさんに
お会いしたのは、この本が出来た時の4年前であった。
ツマさんはまだ仮設住宅に住んでいた。

その時、ツマさんが着ていた和服に少し違和感を覚えた。
家を流されたのに立派な着物!?
ツマさんはみんなの疑問に答えるようにというより嬉しそうに
流された家の土台の土砂から掘り起こされた桐たんすから
出てきたという。

桐たんすは湿気に強いと聞くが、土砂の中に長い間埋もれていても
水一滴も通さなかったのである。桐たんすは濡れるとしっかり
密閉するということが証明されたのである。
職人さんの技術も素晴らしい!

着物はどんな言葉より励ましてくれたという。
ツマさんは3年前に市の集合住宅に入ることができた。

もう一人竹内彩さんのモデル渚さんの子供たちは震災当時は
小学生だったが上の息子さんは2年前にに高校卒業。
去年、渚さんから小さいながらも新築したという喜びの
メールをもらった。

 

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