スタッフがほぼ全員外国人!

先週、東京駅のすぐ近くで大学の忘年会があった。
店のスタッフはほぼ全員外国人で予約する時も、外国人が
応対しテーブルの並べ方が上手く伝わらなかったとのこと。

焼酎のお湯割りや日本酒の銘柄など難しい注文に一生懸命
聞いて、持ってくるのは大変な仕事だと思う。
日本語の勉強は働きながら習得せざるを得ないようだ。

出入国管理法改正案が成立し、来年4月から施行される。
最低賃金確保、生活支援、待遇などは中長期的に取り組み
政省令で決め細かく決めてほしい。

中国やタイでも少子高齢化や労働不足で人材確保を目指して
いるので、日本が良いと思ってもらえる制度になってほしい。

特定技能1号、2号など新設される在留資格と対象業種などを
具体的に対応できるように勉強しなければならない。

 

冬本番

声をあげたいけれど・・・

最初、外国人の在留資格の体系がわかりづらかった。
しかし、「労働力はほしいが、日本に永住は困る」という
本音のフイルターを通してみるとよくわかる。この本音が
いろいろひずみを生んでいる。

新聞、テレビで技能実習生が失踪したり、雇用を一方的に
打ち切られたり、放射能の除染作業と知らずに働かせられた
などが報道されている。また給料が極端に低いところも
あったと聞く。技能実習生は転職できない。雇い主にたてついて
本国に帰国させられることを恐れて何も言えないこともある。

彼らは本国から出てくるとき、100万から120万円の借金をかかえて
日本に来る人も多い。留学生は週28時間内のアルバイトができるが
日本語学校の授業料や家賃、仕送り等でやむを得ず、制限以上に
働いている人もいると聞く。

雇い主で技能実習生に労働法が適用されることを知らない人も
いるという。確かに人手不足を解消しなければならないが、
労働環境を調えることも必要だ。
「日本で働いて良かった」という声が聞けるよう入管法の
改正を望みたい。

 

小春日和が続き
野菜が安い!

 

 

遺言2

「遺言をしたい」と依頼されたAさんから、
「遺言やめます」と連絡があった。
Aさんは80歳で独身の男性。今住んでいるマンションを
姪にあげたいので遺言をしておきたいとのことだった。

ところが、姪の母親(Aさんの実の姉)が
「老後の面倒を娘に押し付けるのか」とえらい剣幕で
怒ってしまったとのこと。その後、Aさんは何度か
電話で「老後の面倒など頼む気はない」旨を姉に伝えたが
取り合ってくれない。

お姉さんのことを聞いているうちに、お姉さんとは30年位
音信不通だったことがわかった。普段からある程度の付き合いは
必要だと思った。お姉さんにしてみれば、あまりにも急で
驚きと戸惑いで冷静に受け止められなかったかもしれない。

遺産分割協議で普段の親戚付き合いが上手くいっている
ところはあまり揉めないようだ。

 

凛とした富士

遺言

民法改正が2020年4月1日から施行される。
遺言や相続の分野でも自筆証書遺言を法務局で保管する
ことや配偶者居住権などが新聞や雑誌で取り上げられている。

不動産の表示はパソコンで作成できるようになる。
まだ細かい規則が何も決まっていないので、不明な点が
多い。依頼者の中には自筆証書遺言を法務局で保管する
ようになってから遺言するという人もいる。

驚いたことに、70代や80代の方は自分の親の相続の時は
家督相続の考えがまだ残っていて財産を継ぐのは長男で
他の兄弟は相続放棄することが多かったと聞く。
また、兄弟も5~7人位が多く形見分け程度しか現実には
出来なかったと思う。

長男が親と同居し、親の面倒を見るのが当たり前だった。
介護でモメることはあまりなかった。
特に80歳前後の人は遺言は遺書のように受け止め
なかなか一歩を踏み出せない人が多い。

それに比べて今の50~60代の世代やその子供世代は
親と同居している人は少ない。それだけに親の介護は
兄弟姉妹で分担することが多くなった。介護と相続は
切り離して解決できないことが多い。

50~60代の人は終活に負のイメージはなく人生設計の
終着点ととらえている人に出会うようになった。
遺言に対してもプラス思考だ。これから法務局で
自筆証書遺言を保管するのが主流になるかもしれない。

苺の木
年明けに
赤い実になる

日本酒学

母校の新潟大学で今年4月から学内に日本酒学センターを
設立し、日本酒学という学問をスタートさせた。
1学期の講義では履修希望者が800名を超えたと聞く。

利き酒があるなら公開講座に参加したいと思っていたが、
醸造学や発酵学だけでなく人文社会科学も含めた総合的学問と
位置付けているので、美味しい酒が飲める程度の安易な気持ち
ではいかないようだ。

世界的に日本酒に対して関心が高くなっている。
ワインに比べて日本酒は魚料理によくあう。
日本酒は酸化防止剤が入ってないのがよい。

ただ、日本酒の保管に関してあまり注意がなされないのを
残念に思っている。酒屋さんで陳列している状態も照明や
温度を意識しているのは少ない。

一升瓶で日本酒をいただくと困ってしまう。
祝い事で大勢で飲むときは一升瓶でよいが、せっかく
いただいたのだからと少し飲むと翌日には風味がおちる。

飲み切りサイズの小さい瓶がもっと普及してもよいと思う。
日本酒学でぜひ保管にも関心が高まることを期待したい。

 

 

輝きを増す表も裏も

消費税

来年10月から消費税が引き上げられる。
新聞やテレビでその話題が多くなってきた。
車の税金は引き下げられるのか。多くの人が関心あるようだ。

先日、息子さんが家を建てるという人から相談を受けた。
贈与税がどの位かかり、確定申告が必要かなど。
贈与の軽減措置などを調べ、税理士さんにも伺った。

街の法律家というには簡単な税金のことは知っている必要が
あると痛感した。非課税限度額(省エネ等住宅は1,200万円、
その他は700万円)までの金額について贈与税が非課税となる。
また受贈者等の要件もあり、チエック項目がたくさんある。

登記の登録免許税なども軽減措置が変わるかもしれない。
税理さんたちとの交流や情報交換を大事にしているが、
税法は国の政策によって日々変わるので新聞やテレビなどの
最新情報には敏感でいたい。

色づき始めた紅葉の中を
逞しい音響かせて

2018年10月28日
新山口駅にて
SLやまぐち号津和野に
向かって出発進行~!

働く外国人に日本語新テスト

今朝の新聞に、外国人労働者の受け入れ拡大に備えて新たな
日本語能力テストを来年4月から始めるとあった。

既存の試験と比べると日常生活や取引先との会話で必要な
語学力を測定するという。
先週、業務で帰化の相談を受けたばかりで、帰化を希望する
人が思っていたより多いことに驚いた。

日本で生活していくうえで重要視されるのは、仕事が継続し
安定していることだ。日本人なら大したことないと思われて
いる車のシートベルトの締め忘れなども3回あると帰化の
許可はおりないと聞く。帰化の要件は厳しい。

帰化の場合、日本語の読み書きと会話ができることも
必須の条件になる。これから在留資格も多岐にわたり
変わっていくことが予想される。
注視していきたい。

1分ください!

これは先日開催した「いのちの落語独演会」の最後の
コーナーのタイトルだ。

会場の人が1分で自分の思っていることを話すもの。
出囃子に使う大きな和太鼓の合図で話し始める。
終わったらハネ太鼓がなる。
「いのちの落語独演会」のお囃子は生で演奏しているので、
生の和太鼓の迫力ある音で良い思い出になったと思う。

今年から初めて設けるコーナーにもかかわらず、多くの方が
ステージに上がって思いをマイクに向かってぶっつけた。
決意表明でもある。

誰もが初めてこのコーナーのことを聞くもので、1分と言っても、
とっさに何をしゃべるかすぐまとまるものでない。
それだけに飾らない素の部分が、ストレートに伝わり
心に響いた。

がんと言われた時や術後の気持ち、落ち着いてからの生活の
ことなど説得力があった。
今まで胸にしまい込んでいたものを声に出してみると
「楽になった」という人もいる。

がんと向き合っていく二つ目のいのちの出発点に
なってくれたらと願っている。

身近なところにも危険が!

先日、地下3階の駅のホームに降りるエスカレーターに
乗ったときのこと。

乗ってすぐに後ろから「あっ!」と言う声が聞こえて、
私の右ふくらはぎに何かが当たった。
思わずエスカレーターの左側のベルトに両手でつかまり
足元を見ると、旅行用スーツケースが滑り落ちていく。

ラッシュ時を過ぎてエスカレーターの真ん中は誰もいない。
スーツケースは加速していく。まるでボブスレーのようだ。
遠い下の人々にぶつかりながら滑り落ち、平らな床を3mほど
滑って止まった。一瞬のことだった。

今年は豪雨や台風、地震と大きな災害が立て続けに起きている。
猛暑も続き、また強い風が毎日のように吹いている。
気候が変わってしまったようだ。
防災グッズの準備も大事だが、
エスカレーターや道を歩いている時も危険があること。
その時、どう対処するのかを考えておくことも大切だ。

 

さすがに夜は秋

 

いのちの落語独演会

日の入りが早くなった。夕方7時ではもう暗い。
猛暑のなかにも秋の気配。「いのちの落語独演会」も近づいている。
この頃になると毎年、台風の進路が気になり、
天気予報を毎日チェックするようになる。
今年は台風が次から次へと来るので心配だ。

ゲノム治療など医療の進歩は格段に進んでいるが、新薬オポジーポに効果が
なかった人もいると聞くと、「がんは怖くなくなった」と言う人もいるが、
まだまだ楽観できないと思う。

それだけに参加する方の思いは真剣だ。
セミナーやコンサートなどのアンケートは2割程度と言われているが、
この「いのちの落語独演会」のアンケートはほぼ全員が書いてくれる。
感想や術後の経過や希望など実に様々だ。

今年は希望者が「1分で話をする」コーナーを企画している。
セミナーなどで話を聞いただけで帰るのは物足りなさが残る。
しゃべることで生きる希望と勇気を分かち合ってほしい。