3月26日に発売されるいのちの落語家:樋口強の本の
タイトルである。働き盛りでがんと向き合い、社会との
接点を模索してきた著者の視点が分かりやすい。
がん本人の仕事に対する姿勢や主治医・産業医のサポート
そしてがん本人を部下にもつ会社側の人。
それぞれの立場で考えさせられる。
楽しく笑って生きるヒントもたくさん詰まっているので
がんになっていない人にもマニュアル本にできる。
後半は樋口強の笑いと人情の落語ワールド。
古典落語の人物が生き生きとまるでご近所にいる
おじさんの顔が浮かんでくるようだ。
何気ない普段の生活を大切にしたくなる不思議な
マジックがある。
出版元
佼成出版社