先週、「大変です!裁判所から手紙がきました」と電話があった。
2年前に公正証書遺言の依頼を受けた方からだった。
身に覚えがないとのことだったので、
「詐欺の手紙ですよ」と言うと
「無視していいんですね。ホットしました」という返事。
大抵の人は「法的手段に訴えます」というフレーズに
ビックリしてしまう。日本では「おおごとにしたくない」という人が
多く裁判所は敷居が高く、気軽に利用する雰囲気ではない。
それだけに「東京地方裁判所民事訴訟部」と書かれているだけで
「早く、何とかしなければ」と気持ちを動揺させる。実にうまい。
還付金詐欺も巧妙だ。介護保険料がとりすぎで還付金があると
区役所職員を名乗り電話する。すぐに詐欺グループ仲間が銀行員を名乗り
電話でATMに誘導して、振り込まれますからと「振込」を押させるのだという。
電話は留守電機能にしておいて、後でこちらから電話するのはどうだろうか。
初めてみる紫陽花の色
中心も咲く