今年の2月から句会に参加している。句会は投句、清記、選句、披講、講評の段階で
進んでいく。一人が無記名で短冊に1句ずつ5枚出す。誰の句かわからない中から
一人が5句選ぶ。良い句は選ばれることが多い。毎月4句は順調にできるが、あとの
1句がなかなか出てこない。
少しかじると俳句は奥が深い。単純でやさしそうな句ほど遂行の凄さがあると思うように
なった。仕事で忙しい時こそ電車のなかで句作していると頭がリフレッシュされる。
法律の条文はモノクロの世界に似ているが、俳句は色彩豊かな情景が浮かんでくる。
いろんな風景を旅する感覚だ。先日、仕事でよい法律構成はないかと模索していたが、
俳句を作った後で、すんなりいい案が浮かんだ。
最初の句会3回位は誰からも選んでもらえなかった。「才能なし」かと思っていたところ
それ以降は一人次は二人からと選ばれるようになった。8月は先生を含む五人から選ばれた。
『夏の夜や稽古の囃子揃いだす』