がんと告白されたら

フアッション雑誌に「がんと告白されたら」という記事があった。
2人に1人が「がん」になる時代。こういう場面に出会う人が多くなり、
何て答えたら良いのか戸惑う人のために特集が組まれたのだろう。

「頑張ってね」「きっと治るわよ」はNG。
ひたすら相手の話をよく聞くのがベストだという。
これはカウンセリングの基本でもある。話すことで
頭の中が整理され、話した人は心が落ち着くようだ。

昨日、がん家族の会「そよごの会」で、夫が生きるはずがないという
がんに出会ってから、家族としてどんなことをしたかを話した。

「同じ生活をしたらまたがんになる」
そう思って生活をガラリと変えたことを話した。
食事も運動も実際に体験して自分に合うものを基本に
やっていき、それを続ければ自信にもなる。

体験を通して食べ物などは直感で自分にいいのかどうか判断がつく。
理屈をやめて直感で生きることを大切にした。
中でも砂浴に質問が集中した。

寝転がった上から砂をかけるのでなく、砂浜を掘って仰向けに寝て
砂をかけるもの。砂の圧力が半端ない。上からだけでなく横や下からも
体全体に砂が吸い付いて程よく締め付ける。海と空と波の音だけの世界が広がる。

4~5時間も入って砂から出ると、体も気持ちもすごく軽くなっている。
砂が体の毒素を出してくれるのか、夫が入っていた砂から臭気がある。
体の中に残った抗がん剤が消えていくような気もする。
当時はひと夏に20回位したものだ。

今年は真っ青な海と空が見たくなった。

 

 

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