暮れから義父の緊急入院の付き添いで関西で新年を迎えた。
写真は新幹線から撮った一枚。
富士山の頂きの白い雪が青い空に映えて美しい。
富士山の頂上から裾野までその姿がきれいに見えるのは、
時速270キロで走る「のぞみ号」の場合、三島駅と新富士駅の3分間だけ。
そして、工場の煙突や高い建物や架線などにジャマされることなく、田園風景の
中で撮れるのは、たったの3秒間。その一瞬に撮ったのがこの一枚!
車内では、あちこちからシャッターの音が聞こえる。
こんなにくっきりと迫るように見えるのは冬の間だけ。
夏は見えないと分かっていても探している。
富士山ほど心の中に深く入り込んでくる山はない。
私の事務所も関わってくれる多くの人たちに、より大きな感動が
伝わる仕事ができるよう努力を続けていく。
『車窓より一瞬の初富士を撮る』