葬式が無くなる⁈

ロボットが袈裟着て、木魚を叩きながら読経をしているのをテレビで見た。
いろんな効率を追求するとここまで辿り着くのかと複雑な気持ちになった。

宅配便でお寺にお骨を送り、永代供養を頼むことも話題になった。
どれも社会が受け入れる基盤がある。私たちの意識の変化がある。

本来、仏教は生きている人へのメッセージであり、葬式は『生きている人が
生きていることを確認する場』のはずだが、いつの間にか葬式仏教になった。

献体にも変化が起きている。献体は大学生が解剖学の実習のために大学に
献体するもの。驚いたことに家族が献体を受け取らないケースが増えて
いるという。

正確には大学で献体を火葬にしてお骨を家族に返すことになっているが、
お骨を家族が受け取らない場合は大学が合同の納骨堂に納める。
火葬費用は大学で負担してくれる。

10年程前は家族がお骨を引き取り、通夜・告別式は家族の負担で行っていた。
ところが最近は通夜や告別式は費用もかかるし、面倒だという人が多いという。
献体に出せば通夜や告別式、火葬場に行くこともなく楽だという発想なのだろう。

お金をたくさんかけた葬式が故人の供養になると思わないが、故人を大事に
思う気持ちは変わらないでほしい。

 

今年は空蝉が多い

好きなだけ空を飛んでいる

 

 

 

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